当社は、「ふくしま中央部受水池」での小水力発電事業について、福島市水道局様と協議してまいりましたが、この度、事業実施における基本契約を締結いたしました。

　この事業は、福島市水道局様が水のエネルギーを提供し、当社が発電事業を行うものです。

　当社は発電設備を設置し、運転・保守および売電を行います。福島市での同様の小水力発電事業は２箇所目となり、当社としては１９箇所目となります。

　今後は、発電所運転開始に向け、発電設備の詳細設計、発電所および利用する水の運用等について、より具体的な協議を関係者と進めます。

　福島市様の脱炭素社会実現に向け、当社も貢献できるよう本事業に取り組んでまいります。

○事業概要

（１）事業場所：福島市水道局中央部受水池（福島市町庭坂字天狗塚１番１）

（２）発電期間：発電所の運転開始（２０２７年４月予定）から２０年間

（３）予定最大出力：１２０ｋＷ

（４）発電所名：ふくしま中央部受水池発電所

（５）予定年間発電量：最大７８１，０００kWh

　　　　　　　　　　（一般家庭約１８０世帯分の電力需要に相当）

○福島市水道事業管理者　清野様より

　この度、「ふくしま北部配水池発電所」に続き、本市2か所目となる小水力発電事業を、東京発電との共同事業という形で実現できることは、福島市にとってゼロカーボンシティ実現に向けた大きな力となるものと考えております。また、発電電力の一部を、災害時のバックアップも含め同施設に供給するため、水道事業における脱炭素化の取り組みにつながるものと捉えております。

　今後も東京発電と緊密な連携のもと、2か所の小水力発電所の安全かつ安定的な運用を図ってまいりたいと思います。