木質バイオマス発電

日本の森林を次の世代に残したい。
東京発電では、そんな想いをお持ちの林業家の皆さまと一緒に
新たなバイオマス発電を推進しています。

水力発電事業で90年の歴史を持つ東京発電は、10年以上の長きにわたり、
お客様と共同した「マイクロ水力発電事業」を展開しながら、
燃料電池やGTCC火力発電所の運転・保守業務も請け負ってきました。
その信頼とノウハウを活かす新たな再生可能エネルギー発電事業として、
木質バイオマス発電を推し進めています。

地球にやさしい木質バイオマス発電ECO FRIENDLY

各分野の専門家の共同事業

木質バイオマス発電では、発電事業の建設・運営ノウハウとは別に、燃料となる木材の安定調達が重要になります。

東京発電では、森林組合や素材生産者・造林業・自治体のような林業の専門家の皆さまと手を組むことで、安定した再生可能エネルギーを生み出す発電事業を考えました。
燃料となる木材に関しては森林に詳しい方々にお任せし、東京発電は電気をつくることに専念する。
お互いがお互いを尊重し、責任を持って共同で事業を展開することで、新しい木質バイオマス発電事業を可能にします。

地域に根ざしたエネルギー

明治時代から続く水力発電は“地域に根差す”ことが当たり前のことです。
同じ自然エネルギーを利用する他の再生可能エネルギーの発電事業でも、この考え方を取るべきであると私たちは考えます。

東京発電では、地域に根差したエネルギーの実現には、一緒に歩んでいただく方々と“共存共栄”することが大切だと考えます。
木質バイオマス発電では、地域の林業が持続可能な形で回り続けられるように、発電の燃料となる木材を長期間にわたって活用し続けることが重要で、そのためには発電所をトラブルなく安定して運営し続けることが大切です。
林業と発電事業、両輪が回り続けることで共存共栄が実現され、地域に根差したエネルギーになるのです。

柔軟なモデル

発電事業の進め方は一つではありません。
それぞれの強みを活かして柔軟にモデルを変えられるのも東京発電が進める共同事業の特徴です。

これまでの火力発電所等の運営・管理により、複数の設備メーカーと関係を構築しているため、林業の皆さま方のご要望にもっとも寄り添える方式を考えることができます。
発電所の建設を貯木場や製材所、チップ加工場等に隣接させることで、より多くの利益を地域にもたらす効果も生み出せます。

イラストで知る「木質バイオマス」/ 01
木質バイオマス発電のサイクル
植物は燃やすとCO2を排出しますが、樹木の成長過程で光合成によりCO2を吸収します。
木質バイオマス発電で木を燃やしても、排出と吸収によってCO2の総量は変化しないため、環境に優しい発電といえます。
輸送や燃焼効率を高めるため、燃料となる木材をチップ化して発電に活用します。
木質バイオマス発電のサイクル
イラストで知る「木質バイオマス」/ 02
木質バイオマス発電のしくみ
未利用の木材を燃料として燃焼させ、ボイラーで発生させた高温・高圧の蒸気でタービンを回して発電します。未利用木材が持つ【熱エネルギー】を蒸気タービンで【運動エネルギー】にして、【電気エネルギー】にかえます。
木質バイオマス発電のしくみ

木質バイオマス・火力発電受託実績PERFORMANCE

寒川パワーステーション
寒川パワーステーション
発電所
寒川パワーステーション
所在地
神奈川県高座郡寒川町
発電出力(合計)
67,000kW
発電方式
ガスタービンコンバインド発電
燃料
灯油
■概要
1997年に建設支援業務を、1999年から15年に亘り運転業務を受託し、安定運転に寄与しました。(2014年6月受託契約終了)
横須賀パワーステーション
横須賀パワーステーション
発電所
横須賀パワーステーション
所在地
神奈川県横須賀市浦郷町
発電出力(合計)
239,700kW
発電方式
ガスタービンコンバインド発電
燃料
都市ガス
■概要
2000年から資本参加するとともに計画に携わり、受託による建設支援業務を行い、2006年から15 年にわたり運転業務を受託し、安全運転に寄与しました。(2021年9月株式譲渡、2022年2月受託契約終了)

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