2023年6月30日

東京発電株式会社

  当発電所は、片品川支川車沢より毎秒0.45㎥を取水し、落差 約175mを利用した最大出力678ｋWの水力発電所です。

　この発電所では、ZECO社（イタリア）の水車を導入しており、同社としては国内初事例となります。

ぐんぎん尾瀬片品発電所は、地域に開かれ、愛される存在となるよう、発電所建屋の壁面に設置した大きな窓から発電設備を見ることができ、さらに水車の内部も見えるよう工夫しております。また、訪れた人が休憩できるスペースも設けております。

　今回の発電所新設により、当社の保有する水力発電所は78箇所、総出力は約191,000ｋWとなりました。

　現在、片品村役場と連携して地域共生策を検討・実施しております。環境教育を目的に「学びの場」として活用できるよう地域の教育委員会および学校と協調し、教育プログラムを実施しております。また、環境と共生するデザイン性のある建屋を観光資源として活用し、また防災の観点からも地域の皆様のお役に立つことを目指してまいります。

※当発電所は、2023年6月1日に株式会社群馬銀行がネーミングライツを取得していることから、発電所愛称が「ぐんぎん尾瀬片品発電所」となっています。

参考：当社HPお知らせ「デザイン水力発電所を活用した地域共生型のカーボンニュートラルの取り組みを開始」

https://tokyohatsuden.co.jp/company/news/1158/

【発電所概要】

（１） 最大出力 ： 678ｋＷ

（２） 水　　車 ： 横軸ペルトン水車

（３） 発生電力量 ： 年間約370万ｋＷｈ（一般家庭約870世帯分の電力需要に相当）

（４） 所  在  地 ： 群馬県利根郡片品村大字土出