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『栃本発電所』の営業運転再開
2024年10月11日
東京発電株式会社
埼玉県秩父市に所在する『栃本発電所(1927年9月運転開始)』は2021年12月から運転を停止しリパワリング工事を実施しておりましたが、工事が完了したため2024年10月10日に営業運転を再開いたしました。 |
栃本発電所は、1927年(昭和2年)に運転開始した水力発電所で、一級河川荒川上流部に位置し毎秒3.50m3を取水し、約160mの落差を利用した流れ込み式発電所です。
このたび「水車発電機」「導水路」「水圧管」などの更新を行うリパワリング工事が竣工し、運転を再開いたしました。
この工事では、電動式入口弁※1、ハイブリッドサーボモータ式調速機※2を導入し、油の使用量を減らして環境に配慮するとともに、保守性の向上を図りました。また、機器の高効率化により最大出力を4,500kWから4,927kWへ増出力し、年間発生電力量がおよそ500万kWh増加します。
当社でリパワリング工事を実施した発電所は、栃本発電所で20箇所となります。
今後も引き続き地域社会と協調し、再生可能エネルギーの普及拡大とともに、水資源の有効活用に取り組んでまいります。
【発電所概要】
(1) 最大出力 : 4,927kW
(2) 水 車 : 横軸フランシス水車
(3) 発生電力量 : 年間約2,800万kWh
(一般家庭約7,100世帯分の電力需要に相当※3)
(4) 所 在 地 : 埼玉県秩父市
※1 入口弁:水圧管と水車の間に配置するバルブ
※2 調速機:水車へ導水する水の流入量を制御する装置
※3 環境省による「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」より
世帯当たり年間電力消費量3,950kWhで換算
【問い合わせ先】 東京発電株式会社 業務統括室 総務広報グループ 花木 ℡03-6371-5200 |