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常陽銀行が茨城県内水力発電所のネーミングライツを取得 ~歴史的価値の継承とカーボンニュートラル実現に向けて~
2024年5月23日
株式会社常陽銀行
東京発電株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社
東京電力ホールディングス株式会社
株式会社常陽銀行(以下:常陽銀行)は、2024年3月22日に発表した「カーボンニュートラルの実現に向けたプロジェクトの始動~常陽銀行平須総合グラウンドにおけるメガソーラー開発および茨城県内水力発電所由来の実質再生可能エネルギーの電力調達開始~」の取り組みに関連して、東京発電株式会社(以下:東京発電)が茨城県高萩市に保有する花貫川第一発電所のネーミングライツを取得し、「常陽アクアパワー花貫川第一発電所(以下:本発電所)」と命名しました。
常陽銀行は、東京電力エナジーパートナー株式会社を通じ、本発電所由来のFIT非化石証書※を活用した実質再生可能エネルギー100%の電力を調達する取り組みを、本年4月1日より開始しており、本発電所由来のFIT非化石価値に加えネーミングライツを取得することで、歴史的にも価値の高い本発電所の運営・維持に貢献します。
また、東京発電は、電力供給やネーミングライツによる収益の一部を本発電所の運営費用として還元し、本発電所の保守や地域との共生に活用してまいります。
本発電所の発起会社である多賀銀行は、1927年に五十銀行と合併し、その後1935 年に五十銀行と常磐銀行が合併して、現在の常陽銀行となっております。合併の歴史の中で多賀銀行とも所縁深い常陽銀行と、多賀銀行が設立した多賀電気の事業を引き継いだ東京発電との縁が、100 年の時を超えて、当時の先人の想いとともに再び繋がることとなりました。
東京発電は、紅葉や桜、渓谷や吊り橋で有名な花貫川沿いに、上流から花貫川第二発電所、本発電所、松原発電所を保有しています。その中でも本発電所の歴史は最も古く、当時、茨城県多賀郡高萩町(現在の高萩市)に存在した多賀銀行が設立した多賀電気株式会社により建設され、1918年に発電を開始してから一世紀以上にわたり、茨城県の産業の発展に寄与してまいりました。
また、発電開始当時から本発電所を構成する設備の一部である「花貫川第一発電所第3号水路橋」は、今もなお、現役で使用されているだけでなく、その特徴的なアーチ形状から「めがね橋」の愛称で広く親しまれています。めがね橋は国の登録有形文化財に登録されるとともに、公益社団法人土木学会の選奨土木遺産にも認定されております。
常陽銀行および東京電力グループは、本取り組みを通じて、カーボンニュートラルへの推進と茨城県内の産業を支えてきた再生可能エネルギー電源を後世に継承し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※非化石証書のうち、FIT電気(FIT制度を通して買い取られた電気)の環境価値を証書にしたもの
左から、
株式会社常陽銀行 取締役常務執行役員 小野 利彦
茨城県高萩市 副市長 鈴木 真人
東京発電株式会社 常務取締役 望月 透
東京電力エナジーパートナー株式会社 東関東本部長 荒井 雅彦
東京電力ホールディングス株式会社 理事 吉田 圭成
以 上
<本件に関するお問い合わせ>
東京発電株式会社 業務統括室 総務広報グループ
TEL 03-6371-5200