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『家康公用水発電所 』の営業運転の開始について
東京発電株式会社は、静岡県富士宮市において、水力発電所「家康公用水(いえやすこうようすい)発電所」を
新設し、2019年9月25日より運転を開始いたしました。
これにより当社が保有する水力発電所は77箇所、総出力は186,900kWとなりました。
【発電所概要】
(1)最大出力:158㎾
(2)水 車:横軸フランシス水車
(3)発電電力量:年間約1,100MWh
(4)発電所位置:静岡県富士宮市
当発電所は、富士川水系芝川一級河川から取水する農業用水路北山用水に取水口と水槽兼沈砂池を新設し、水圧管路(約350m)にて水を導き、落差約30mを利用する水路式水力発電所で、2018年10月に建設工事に着手しました。
最大出力は158kW、発電電力量は年間約1,100ⅯWh(一般家庭約300世帯分の電力需要に相当)、これによるCO2削減量は年間約546t(一般家庭約100世帯のCO2排出量に相当)を見込んでおり、発電に使用した水は北山用水に戻ります。
北山用水は、富士宮市の水田や畑などの農地を潤す用水で、1582年天正10年に徳川家康公が開削を命じたと言われています。これにちなみ『家康公用水発電所』と命名しました。
同市は、小水力発電所において箇所数・総出力とも「日本一の小水力発電のまち」であり、当発電所においても同市の協力を得て運転開始に至ることができました。
なお、当発電所は、静岡県の「ふじのくにエネルギー地産地消推進事業費補助金」の助成を受けて設置しました。
これからも引き続き、地域社会と協調し、水力発電を含む再生可能エネルギーの普及を積極的に推進していきます 。
【問い合わせ先】
○『家康公用水発電所』の営業運転開始について
東京発電株式会社 三島事業所 代表 ℡.055-915-6439