横川発電所は、１９５５年（昭和３０年）に運転開始した水力発電所で、二級河川大北川水系大北川より毎秒２.８m³を取水し、約１１０mの落差を利用した最大出力２,６００kWの発電所
です。
　このたび主要設備である「水車発電機」「制御装置」「変電設備」の更新を行う「リパワリング工事」を実施しました。
　この工事では、電動式入口弁^※１、ハイブリッド式調速機^※２を導入し、操作オイルの使用を低減し環境に配慮するとともに保守性の向上を図りました。また、機器の高効率化により年間発電電力量が約４０万kWh増加します。
　当社でリパワリング工事を実施した発電所は、横川発電所で１５発電所となりました。
　今後も地域社会と協調し、再生可能エネルギーの普及拡大と安定した電力の供給に努めてまいります。

　注1　入口弁：水車に水を取り入れるバルブ
　注2　ハイブリッド式調速機：電気と少量の油で、水車へ導入する水の流入量を制御する装置

【発電所概要】

（１）最大出力：２，６１０kW
（２）水　　車：縦軸フランシス水車
（３）発電電力量：年間約１，６４０万kWh
　　　（一般家庭約４，４７０世帯分の電力需要に相当）
（４）所　在　地：茨城県高萩市