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「雨畑川発電所」の営業運転再開
山梨県早川町に所在する「雨畑川発電所(1977年10月運転開始)」は2017年7月からリパワリング工事を実施しておりましたが、4月23日に営業運転を再開いたしました。
【発電所概要】
(1)最大出力:12,100㎾
(2)水 車:縦軸フランシス水車
(3)発電電力量:年間約5,540万kWh
(一般家庭約15,100世帯分の電力需要に相当)
(4)所在地 :山梨県早川町
雨畑川発電所は、一級河川富士川水系雨畑川・御馬谷川・稲又谷川・奥沢谷川より毎秒6.8m3を取水し、約210mの落差を利用して最大12,000kWを発電しておりました。
同発電所は、1977年(昭和52年)の運転開始から発電を行ってまいりましたが、このたび「水車発電機」「制御装置」「変電設備」の更新を行う「リパワリング工事」により発電所全体が生まれ変わりました。
当社でリパワリング工事を実施した発電所は、雨畑川発電所で14発電所となります。
この工事では、電動式入口弁※1、ハイブリッド式調速機※2の導入を行い油の使用を減らし環境に配慮するとともに保守性の向上を図りました。加えて、機器の高効率化により最大出力を12,000kWから12,100㎾へ増出力しました。また、年間発電電力量がおよそ850万kWh(一般家庭2,300世帯分)増加します。
工事期間中、自然災害により工期が遅延し、また、一部取水できない状況ではありますが関係者の尽力により運転にこぎつけることができました。
引き続き地域の皆様と共生し、再生可能エネルギーの普及拡大とともに低廉で安定した電力の供給に努めてまいります。
※1 入口弁:水車に水を取り入れるバルブ
※2 ハイブリッド式調速機:電気と少量の油で、水車へ導入する水の流入量を制御する装置
【問い合わせ先】
東京発電株式会社 総務部 林 ℡03-6371-5200
東京発電株式会社ホームページ:https://tokyohatsuden.co.jp